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新光堂社長が語る、リクルートへの想い

新光堂の代表取締役社長に、リクルートにかける情熱やスタッフへの想いを語ってもらいました。

株式会社 新光堂 代表取締役 社長
阿部 光広

「東北でNo.1」を実現するための一翼を担っていただける人材を

- 今回人材を募集するに至った経緯を教えてください。

現在、新光堂の従業員数は60人、系列店舗数は8店舗あるんですけれども、おかげさまで山形県内では業界シェアNo.1を獲得しています。ただ、企業というものは成長し続けていくべきものだと考えていますから、次なるビジョン、目標として、現在は「東北でNo.1」を目指しています。

それを実現するためのひとつの手段として店舗数や、質の高いサービスを提供できるスタッフが必要になる。そこでこのたび、販売スタッフ、企画、総務、商品課など部署に関わらず、「東北でNo.1」を実現するための一翼を担っていただける人材を募集することにいたしました。

- 現時点で人材が不足していることはないのでしょうか。

はい、現在は比較的安定しています。スタッフが充足している段階で新しい人材を育てて、新しい店舗が出来たタイミングでそこへ派遣していくことを考えています。人が足りていない状況だと、売上げを上げることに精一杯になって教育になかなか手が回らないと思うんですよ。

- では、入社後は上司や先輩がしっかり教育してくれる?

はい、人を育てることを評価の対象とした成長支援制度という人事制度があり、社員を成長させる仕組みが構築されています。

これでは会社は成長していかないと感じてこの制度を作ったんです

- なるほど。成長支援制度とは、具体的にどのような人事制度なのでしょうか。

成果を上げる前段階の、プロセスを評価する制度です。ジュエリー業界をはじめとする小売業は、売上げによって評価される成果主義が一般的で、弊社も同じでした。それをやっていた頃って、若い人たちが辞めていっちゃうんですよね。誰でも初めはスキルがなく成果が出しづらいですし、指示されたことも評価に繋がらないと何のためにやっているのか分からずモチベーションが下がってしまいますから。これでは会社は成長していかないと感じてこの制度を作ったんです

- 先程仰っていた成長支援制度の社員を成長させる仕組みとは?

今まで売上げが最高評価だったんですけど、この制度は人に教えることを最高評価にしているんですよ。どんなに売上げを上げるベテランでも、人に教えないと評価が上がらない。弊社では先輩は後輩に教えているか、それを受けて後輩はちゃんと成長していっているか、日々の業務で店長以上の従業員または幹部がチェックしています。

- 「私こんなに頑張ったのに!」といった評価のズレは生じませんか?

評価者による評価は本人にフィードバックされます。これによって「この評価になった理由はね」「いや、私はもっとできたと思う」という話し合いが持たれ、評価に対する互いの理解度を高めることができます。評価される基準とその結果を示すことで、個人に求められる期待が明確になるという意味でも意義のある制度だと思っています。違うベクトルで頑張ってしまっているということも時にありますからね。

- 売上はある意味分かりやすい基準で、この制度は評価が難しい気がします。

そうですね、難しいと思います。ただこの評価制度を採用したきっかけのひとつに、企画を担当してくれていた社員に「私たちってどうやったら給料上がるんですか」って聞かれたことがあって。営業は売上げが上がれば給料が上がるというのは明確だったんですけど、企画といった間接部門の方たちの評価の仕方は、私たちを含めて分かっていなかったんですよ。結局社歴になってしまう。その社員は大変優秀だったのですが、ステップアップのために東京に行くと退職されました。僕は是非行きなよと言ったのですが、今のやり方ではこういう優秀な人は辞めていっちゃうって感じたんです。その時にちょうどこの人事制度を知って、弊社でも採用することにしたんですよ。

- そういう苦い経験を経てできた人事制度なのですね。

それは苦い経験ではないです。僕は、従業員にどんどん成長して別の会社に行ったりしてほしいんですよね。転職する時に新光堂出身っていうのがその人のアドバンテージになるような会社にしていきたいという思いもあるんですよ。

- 社員にはどんどん巣立っていってほしいのですね。

ただ、ひとつの会社で働きつくすことも、すごく素敵だと思うんです。弊社では、ちょうど成長支援制度の開始と時期を同じくして、60歳以上の従業員の再雇用を推進することにしました。基本給は下がるんですが、60歳以降になっても働いていただけます。体力的に販売が辛くなったら、今度はマネジメントや教育の部分で活躍してもらおうと思っています。

東北だったら新光堂なんじゃないって言ってもらえるような企業に

- 最後に、今後の展開を教えてください。

ビジョンとしては、冒頭で申し上げた「東北でNo.1」ですね。東北の宝石屋ってどこなんだろうねと聞かれた時、東北だったら新光堂なんじゃないって言ってもらえるような企業にしたいと思っています。

- それを実現するためのひとつのステップとして今回人材募集をされるのですよね。

はい。会社を成長させていくっていうところには売上げが関係してくると思うんですけど、現在山形県内のシェアが最もある中で、さらに売上げを伸ばしていこうとすると、他社のシェアを奪うか、一人当たりの購入金額を上げることだと思うんですよ。でもそれっていずれ限界が生じてくる。だから山形県というのに縛られず、県外に出ていくことを考えています

- 商圏を広げる戦略でいうと、ネット上でもECサイトを運営されていますよね。

そうですね、現在はブライダルリングと時計のECショップの運営も行なっており、今後さらに力を入れていこうとしています。ジュエリーのネット販売ってまだまだ少ないのですが、これからもっと成長していくでしょうから。

- ありがとうございました。